不随意運動の種類


  • 概念
  • 不随意運動により、起こる部位、速さ、規則性の有無などさまざまである。

  • 部位
  • 四肢遠位部: 振戦舞踏病アテトーシス
  • 近位部: ジストニー

  • 速さ
  • 最も速い: ミオクローヌス
  • 比較的速い: 舞踏病
  • ゆっくり: アテトーシス

  • 規則性
  • 規則性があるもの: 振戦口蓋ミオクローヌス
  • 規則性がないもの: 舞踏病ジストニーバリスムミオクローヌス


  • ref1
  • 060208
  • 振戦

  • tremor

  • 概念
  • 拮抗筋どうしが相反性に律動的に収縮するリズムのある不随意運動

  • 主な原因
  • Parkinson病: 4〜6Hzの母指と示指で丸薬を丸めるような振戦。安静時振戦
  • 甲状腺機能亢進症: 速く細かい手の振戦
  • 肝性脳症肺性脳症尿毒症: 羽ばたき振戦
  • 低血糖
  • アルコール離脱症候群: 振戦せん妄
  • 慢性麻薬中毒鉛中毒リチウム中毒水銀中毒など


  • ref1
  • 060208
  • 舞踏病

  • chorea

  • 概念
  • 四肢遠位部にみられる比較的速い、反目的的な不随意運動

  • Huntington病
  • 小舞踏病


  • ref1
  • 060208
  • アテトーシス

  • athetosis

  • 概念
  • 手足の先にみられるゆっくりとした不随意運動


  • ref1
  • 060208
  • ジストニー

  • dystonia

  • 概念
  • 近位部にみられる力強い回転をするような不随意運動


  • ref1
  • 060208
  • バリスム

    ballism

  • 概念
  • 四肢を投げ出すような乱暴な不随意運動


  • ref1
  • 060208
  • ミオクローヌス

  • myoclonus

  • 概念
  • 突然に体の筋群の一部がピクッと電撃的は速さで収縮する


  • ref1
  • 060208
  • 口蓋ミオクローヌス
  • palatal myoclonus

  • 概念
  • 軟口蓋が繰り返し上下に動く不随意運動
  • 規則性があり、あまり速くない点が他のミオクローヌスと異なる。
  • 同側の小脳歯状核、反対側の中脳赤核、下オリーブ核の3つを結ぶGuillain-Mollaret triangleとよばれる経路の障害によるとされる。


  • ref1
  • 060208;060216
  • チック


  • 特徴
  • 就学前後から学童期の男子に多い
  • 症状を指摘するのは禁忌←気にしすぎて遷延化する
  • 神経学的異常はない
  • 1年以内に改善することが多い


  • ref24
  • 060203
  • Gilles de la Tourette症候群
  • Tourette syndrome

  • 概念
  • 運動性チック、汚言、反響言語を特徴とする
  • 1,000人の児童に0.5〜1人
  • 遺伝素因の関与が強い
  • しばしば青年期に増悪し、成人期まで続く
  • ハロペリドールなどが有効


  • ref24;ref89
  • 051109
  • Contents