筋萎縮

  • muscular atrophy
  • 概念
  • 個々の筋線維、または線維束の容積が部分的に減少した状態
  • 通常は筋力低下を伴う

  • 病態
  • 筋原性筋萎縮: 筋疾患神経筋接合部疾患
  • 神経原性筋萎縮: 末梢神経障害、神経根障害、脊髄前角運動神経細胞障害

  • 身体診察
  • 筋萎縮の部位
  • 近位筋萎縮筋疾患Kugelberg-Welander病
  • 母指球筋や小指球筋、手背部骨間筋の萎縮→神経原性疾患、筋強直性ジストロフィなど
  • 筋力低下
  • 筋萎縮の強さに比べて筋力低下は軽度→神経原性筋萎縮
  • 筋萎縮があまり目立たない時期でも強い筋力低下→筋原性筋萎縮
  • 視診
  • 表情に乏しく口唇は開いた状態(ミオパチー顔貌
  • 肩甲骨周辺の筋群の萎縮(翼状肩甲)
  • 舌萎縮→筋萎縮性側索硬化症
  • 下肢の逆シャンぺンボトル型筋萎縮Charcot-Marie-Tooth病
  • 触診
  • 硬い→結合組織の増殖
  • 柔らかい→脂肪組織に置き換わっている(下腿仮性肥大→進行性筋ジストロフィー)
  • 筋痛、圧痛→多発性筋炎・皮膚筋炎など
  • 打診
  • 萎縮筋を軽く叩くと筋線維束攣縮→神経原性筋萎縮
  • ミオトニア現象→筋強直性ジストロフィ
  • 筋の上からハンマーで叩くと筋膨隆現象(mounding現象)→甲状腺機能低下症

  • 検査
  • CK
  • 進行性筋ジストロフィー(Duchenne型、肢帯型)では持続的、かつ著しい高値
  • 甲状腺中毒性ミオパチーやステロイドミオパチーでは上昇しない
  • 神経原性筋萎縮でも軽度高値を示すことがある
  • 筋電図
  • 末梢神経伝導検査
  • CTMRI,筋エコー


  • ref2
  • 051216
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