総腎機能検査

Cr / BUN


  • 概念
  • 両腎の機能を総合的に観察する検査であり、一般に定量的に表現される

    対象精密法簡易法
    腎血漿流量パラアミノ馬尿酸ソーダクリアランスPSP試験15分値
    糸球体濾過量イヌリンクリアランスなどCr,BUN,Ccr
    近位尿細管機能再吸収極量、分泌極量PSP試験尿中NAGβ2-MG排泄量
    遠位尿細管機能浸透圧クリアランス、NH4Cl負荷試験Fishberg濃縮試験



  • ref88
  • 051031
  • Ccr

  • creatinine clearance

  • 概念
  • Crは糸球体だけから排泄され尿細管ではほとんど分泌も再吸収もされないため、そのクリアランス値はGFRを示す
  • 1時間法と24時間法があるが、内因性Crの尿中排泄の日内変動のため24時間法の方が正確とされる



  • ref88
  • 051031
  • PSP試験

  • phenolsulfonphthalein test

  • 概念
  • PSPは大部分が近位尿細管から分泌され再吸収されることなく尿中に排泄される
  • PSP静注後15分、30分、45分、60分、90分、120分に採尿する
  • 15分値は腎血流量を反映する(正常値は35%以上)


  • ref88
  • 051031

  • 尿中NAG


  • 概念
  • 尿細管障害の軽い時期(試験紙法で尿蛋白が陰性の時期)から尿中に逸脱するといわれているため、腎病変の早期発見に有用。
  • 慢性腎不全のようにNAGを産生する尿細管数が減少する疾患では、不変もしくは低下を示す。(尿中β2-MGは上昇する)


  • ref24
  • 051031;051221
  • β2-MG


  • 概念
  • HLA抗原系A, B, CのL鎖を構成する蛋白で、赤血球を除くほとんどの体細胞表面に発現している
  • 体細胞から1日に150〜250mg程度血清中に放出されている
  • 低分子蛋白なので糸球体でいったん濾過されるが、近位尿細管で99%が再吸収され、その後アミノ酸やオリゴペプタイドに異化される


  • 051031
  • Fishberg濃縮試験

  • Fishberg concentration test

  • 概念
  • 脱水下における尿濃縮能を観察する方法
  • 前夜より水分を制限し、早朝尿とその後1時間後ごとに2回採尿し、3回の尿の比重または浸透圧を測定し、最高値をもって成績とする
  • 正常では最高比重1.025以上、浸透圧850mOsm/L以上



  • ref88
  • 051031
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