typhoid, paratyphoid fever
概念
サルモネラのチフス性疾患であり、菌血症と腸管の潰瘍性病変を特徴とする
腸チフスの原因菌はSalmonella Typhi、パラチフスの原因菌はParatyphi Aである
感染源はヒトに限られ、大部分は輸入感染症として問題になる
二類感染症
病態
回腸末端および大腸起始部で初期病巣→所属リンパ節→腸間膜リンパ節→第一次菌血症→網内系内皮細胞に捕捉され増殖→第二次菌血症→発症
胆嚢に身を隠す
症状
第1病週
階段的体温上昇
比較的徐脈、バラ疹、肝脾腫(3大徴候)
舌苔
便秘、下痢
第2病週
稽留熱
腹部膨満、鼓腸
無欲様顔貌(チフス顔貌)
意識障害
難聴
気管支炎
第3病週
腸出血←潰瘍形成
第4病週
解熱
検査
第2週以降では白血球減少、好酸球消失
菌検出: 第2週目までは血液、第3週目以降では便、尿、バラ疹を検体とする。
治療
ニューキノロン系: 低感受性菌には第3世代セフェムを併用
クロラムフェニコール: 重篤な副作用、再発・再排菌を防止できない、海外において耐性菌が存在などにより第一選択ではなくなっている。
ref9,p55;ref1
050512;051210