結核


  • tuberuculosis

  • 概念
  • 空気感染(飛沫核感染)
  • 高齢者の罹患率が高い(減少傾向にある)
  • 若年者は集団感染を引き起こしやすい
    http://www.kekkaku.gr.jp/ga/ga-5.htm

  • 集団感染
  • 2家族以上で20人以上の感染(ただし発病は感染6人に数える←感染しても6人程度に1人しか発病しない)
  • 初期変化群だけで治癒することが多い(1次結核症はこのうち5%ぐらい)
  • 若年者結核(30歳未満は約10%程度)は受診の遅れや若年者では結核未感染者が多いなどにより集団感染を起こしやすい

  • 病態
  • 初期変化群
  • 細胞性免疫機構が働き病巣を被包化し石灰化に至る
  • 初感染結核
  • 約10%で発病する
  • 肺門リンパ節に入ると肺門リンパ節腫脹
  • 静脈角リンパ節から血中に侵入し諸臓器に散布されると粟粒結核
  • 脳神経系に侵入すると結核性髄膜炎
  • 胸腔内に侵入すると結核胸膜炎
  • 慢性結核
  • 初期変化群や初感染結核症で治癒したものがある期間を経て発病したもの(内因性再燃)
  • 初期感染症の5%程度でみられる
  • 免疫反応により乾酪性壊死が生じ中心部は融解する
  • 交通する気管支から壊死物質が排出され空洞形成

  • 臨床経過
  • ツベルクリン反応陽転: 2か月
  • 結核胸膜炎: 2〜12か月
  • 結核性髄膜炎: 4か月以内が多い
  • 肺結核症6〜9か月

  • 検査
  • 血液検査
  • 白血球は正常範囲が多い
  • X線
  • 肺尖部、S6領域が多い(高齢者では下肺野が多い)
  • 浸潤、 空洞、結節、散布、硬化、石灰化など多彩
  • 肺門リンパ節結核が起こるのは感染後2か月以降
  • 空洞陰影: アスペルギルスとの合併も考慮
  • ツベルクリン反応
  • 感染後3〜8週間後に陽性となる
  • BCG陽転でも新たな結核菌感染があればツベルクリン反応は強く反応する
  • ハイリスク群には2段階ツベルクリン反応検査
  • 結核菌検査
  • 検体の採取
  • 喀痰: 早朝の強い咳とともに採取、連続3日間検査する
  • 胃液: 喀痰採取が困難な例で早朝空腹時の胃液採取も有効
  • 塗抹検査
  • 感染力の指標
  • 非定型抗酸菌との区別はナイアシン、PCR法
  • 危険度指数: Gaffky号数×咳嗽持続月
  • 培養検査
  • 液体培地では約2週間で陽性の結果が出る
  • 死菌と生菌の区別
  • 薬物感受性検査が可能
  • PCR法: 死菌でも陽性となる(偽陽性)
  • 薬剤感受性試験
  • 全血IFNγ応答測定法が出てきている

  • 肺外結核
  • 血行性散布
  • 結核性骨関節炎: 脊椎、膝関節、股関節。血行性で最も多い。
  • 粟粒結核
  • 結核性髄膜炎
  • 尿路性器結核: 腎結核、さらに管内性に転移により膀胱結核
  • 性器結核: 副睾丸精巣上体、卵管
  • 経腸管性散布
  • 腸結核: 回盲部
  • 経気道性散布
  • 喉頭結核
  • 気管・気管支結核
  • リンパ節結核: 頸部リンパ節。血行性でも起こりうる。

  • 治療
  • 標準治療法A,B,Cがある
  • 標準治療法A: イソニアジドリファンピシンが基本でエタンブトールストレプトマイシンと、ピラジナミドを加えると4剤併用でこれを2か月、残り4か月を前3者で治療
  • DOTS: Direct Observed Treatment Short-corse (Shortは6か月)

  • 予防
  • BCG接種: 乳幼児に対しては、髄膜炎粟粒結核肺結核の予防となりえる(⇒結核予防法
  • 予防内服
  • 集団感染時などでツベルクリン反応強陽性のとき29歳までは公費負担でイソニアジド単独による半年間の予防内服
  • 予防内服の効果は50〜70%


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  • 050511;050522;050802;051017
  • 粟粒結核


  • 概念
  • 結核菌が血行性に全身に散布され、肺では粟粒大の陰影を示す
  • 小児の初感染結核症や免疫能低下状態で発症しやすい
  • 最近は若い女性に多い

  • 症状
  • 発熱不明熱として進行することも多い)
  • 結核性髄膜炎: 約30%

  • 検査
  • ツベルクリン反応陰転化←アネルギー
  • 白血球: 著増(ときに類白血病反応
  • 眼底検査: 肉芽結節。陽性率は20%以下。
  • 肝、肺、骨髄生検: 乾酪性肉芽腫

  • 合併
  • SIADHDICに注意する


  • ref4;ref23,H69;ref9,p71;ref1
  • 050511;060207
  • 乳幼児の肺結核


  • 概念
  • ツベルクリン反応陽転後6か月以内の発症が多い: イソニアジドを予防内服
  • epituberculosis: 肺門部リンパ節腫脹によるびまん性無気肺
  • 粟粒結核、肺門部リンパ節腫脹が多い
  • 麻疹に罹患すると細胞性免疫低下のために増悪する


  • ref23
  • 050813
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