概念
7.5kbのプラス鎖RNAを有する
A型急性肝炎を起こすが慢性化はない
経口感染(糞口感染←エンテロウイルスと親戚)
加齢とともに顕性感染の比率が上昇(小児では90%以上が不顕性感染)
100℃5分間の加熱で不活化
塩素、ホルマリン、紫外線処理により失活
抗体保有率
20歳以下では10%以下
40歳以上では80%が陽性→高齢者は罹患しにくい
概念
3.2kbの一部分2本鎖の環状DNAをゲノムとして有する
わが国では約1%がキャリア
キャリアの約90%は高度な慢性肝疾患へ移行することなく一生を終える
感染経路
血液
針刺し事故
麻薬
垂直感染
多くは産道感染
一部に子宮内感染: HBe抗原
妊婦がHBe抗原陽性では児の多くがキャリアになる
授乳は問題ない
垂直感染防止事業
性交渉: 主たる感染経路
消毒
アルコール消毒は効かない
イソジンや塩素製剤が有効
98℃2分間の熱処理で不活化
発癌
DNAウイルス→感染細胞の染色体に組み込まれる→癌抑制遺伝子の不活性化→発癌
癌抑制遺伝子の不活性化によるので慢性肝炎からの発癌も稀ではない
抗原
c抗原は核内、e,s抗原は肝細胞内にある
s,e,c抗原の順に出現する
e抗原は胎盤を通過する
抗体
HBs抗体: 中和抗体として機能しほぼ終生免疫
HBe抗体: 中和抗体ではない(HBe抗原陽性のときは抗原量が多くてHBe抗体を検出できない)、1年程度で消失
HBc抗体: 中和抗体ではない
c,e,s抗体の順に陽性になる
seroconversionは加齢で衰える→HBVでも慢性化することもある
IgG-HBc抗体、IgG-HBe抗体は胎盤を通過する
ref24;ref23;ref1;ref9;ref4
050830;051117
妊婦全員に対しての対応
HBs抗原検査
公費による
HBs抗原陽性者の児に対しての対応
出生児と生後2か月後にHBs抗体含有ヒト免疫グロブリン(HBIG)投与(受動免疫)
生後2,3,5か月後にB型肝炎ワクチンを投与(能動免疫)
児のHBs抗原陽性であれば(経胎盤感染)、垂直感染が成立しているので以後の処置は打ち切り
医療保険による
ref9;ref24
050830
概念
9.5kbの1本鎖のプラス鎖RNAを有する
E1領域は超可変領域1と呼ばれる→持続感染の原動力
日本では1b型が最多→インターフェロンが効きにくい
わが国では約1%がキャリア
キャリア率は西高東低となっている
-画像- -画像-
抗体
感度が高い
潜伏期の終わりころから上昇
中和抗体ではない
ref4;ref13
051117
概念
輸入感染症だけではなく最近は人畜共通感染症としてもみられる
ref4
051117