発作性夜間血色素尿症

  • paroxysmal nocturnal hemoglobinuria; PNH

  • 概念
  • 多能性幹細胞の遺伝子異常による血球膜上のGPIアンカー蛋白の欠損が本態

  • 病態
  • 多能性幹細胞の段階での遺伝子異常→アンカー蛋白欠損→AChEALP補体制御蛋白が失われる(PNH血球)→補体活性化の抑制障害
  • 補体活性化の抑制障害→溶血→血小板活性化→(腸間膜静脈などの)血栓症
  • 補体活性化の抑制障害→顆粒球の脱顆粒→易感染→補体の活性化
  • 顆粒球の脱顆粒→NAP活性低下

  • 症状
  • 血管内溶血による症状: ヘモグロビン尿、貧血黄疸
  • 血栓症による症状: 腹痛

  • 検査
  • 血管内溶血の所見
  • 汎血球減少症
  • NAP活性低下
  • Ham試験(酸性負荷)
  • Sugar water試験(低イオン濃度環境)
  • フローサイトメトリー: アンカー蛋白の欠損

  • 鑑別
  • 再生不良性貧血: 再生不良性貧血から進展する場合がある(再生不良性貧血-PNH症候群)
  • 骨髄異形成症候群

  • 治療
  • 対症療法
  • 重症の貧血には洗浄赤血球輸血補体が入っていてはいけないから)

  • 予後
  • 感染症に合併し溶血発作が急激に起こることがある
  • まれに急性白血病に移行することあり


  • ref26;ref23;ref1,p1812;ref4
  • 050712;050720;050914
  • Contents