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医学ノート
は
http://suuchan.net/pukiwiki/
に移転します。
非ホジキンリンパ腫
B/T前駆細胞腫瘍
/
成熟B細胞性腫瘍
/
成熟T/NK細胞性腫瘍
概念
多中心性に発生し非連続性に進展する傾向が強い
分類
B細胞
リンパ腫
T/
NK細胞
リンパ腫
原因
染色体転座: リンパ腫型転座(遺伝子産物は分化・成熟、増殖、細胞死を制御する因子が多い)
ウイルス
:
EBウイルス
,
HTLV-1
免疫不全: 日和見リンパ腫
慢性炎症: 慢性炎症や自己免疫疾患からのリンパ腫は通常悪性度が低い。
膿胸
から発生するリンパ腫は予後不良。
病態
-画像-
低悪性度リンパ腫indolent: 小型細胞を特徴とし、年余にわたって潜在的に進行
慢性
白血病
型:
慢性リンパ性白血病
、
B細胞
性小細胞性リンパ腫、形質細胞腫
節性リンパ腫: 濾胞性リンパ腫、マントル細胞型リンパ腫
節外性リンパ腫:
MALTリンパ腫
、
菌状息肉症
、
Sezary症候群
中悪性度リンパ腫aggressive: 大型細胞を増殖主体とし、浸潤性、破壊性に進行
びまん性大細胞リンパ腫
未分化型大細胞リンパ腫
末梢性Tリンパ腫
高悪性度リンパ腫highly aggressive:
急性白血病
型リンパ腫の病態
Burkittリンパ腫
成人T細胞白血病
/リンパ腫
前駆細胞型リンパ芽球性リンパ腫
International Prognostic Index
-画像-
-画像-
治療
進行期にある低悪性度リンパ腫: 病勢のコントロールを主体としたQOLを重視した治療
中悪性度リンパ腫: CHOP療法(
シクロホスファミド
、
アドリアマイシン
(Doxorubicin Hydrochloride)、
ビンクリスチン
(Oncovin) 、プレドニゾン)
高悪性度リンパ腫:
急性リンパ性白血病
に準ずる
予後
不連続性に進展し、しばしば白血化があり、予後悪い
ref1
,p1881;
ref5
050620
;
050703
↑top
B/T前駆細胞腫瘍
急性リンパ性白血病
概念
リンパ芽球の形態を示す
細胞系列は免疫形質の確認による
前駆
B細胞
リンパ腫
急性リンパ性白血病
の多くを占める
リンパ芽球性リンパ腫の一部を占める
形態学的にはT/
NK細胞
性と区別できない
表面
免疫グロブリン
やCD10は陰性
TdT陽性
前駆
T細胞
腫瘍
T細胞
性リンパ芽球性
白血病
/リンパ腫
ref45
050621
;
050703
↑top
急性リンパ性白血病
診断
ペルオキシダーゼ反応陰性、エステラーゼ反応陰性によりM1〜M6を否定する
分類
発症年齢
病理
予後
L1
小児に多い
良好
L2
成人に多い
やや不良
L3
Burkitt型
不良
小児の予後不良因子
1歳以下10歳以上
白血球
数2万以上
Burkitt型(FAB分類L3)
Ph1陽性
T細胞
か
B細胞
表面マーカー陽性
中枢神経浸潤
胸腺腫
睾丸浸潤
肝脾腫
著明
長期生存率
小児: 90%
成人: 20〜30%
治療
寛解導入療法: Ad VP療法(adriamkycin, vincristine, prednisolone)
白血病
性髄膜症の予防
骨髄移植
ref23
;
ref4
;
ref9
050914
↑top
成熟B細胞性腫瘍
慢性リンパ性白血病
/
びまん性大細胞リンパ腫
/
Burkittリンパ腫
/
多発性骨髄腫
/
マクログロブリン血症
/
H鎖病
概念
非ホジキンリンパ腫
の70〜80%を占める
大細胞型が50%以上を占める
分類
慢性リンパ性白血病
/小
リンパ球
性リンパ腫
壮年以後
単調な小型
リンパ球
のびまん性増殖を示す
CD5陽性: 他にはマントル細胞リンパ腫がある
わが国ではきわめてまれ
前
リンパ球
性リンパ性
白血病
腫瘍細胞がやや大きく核小体明瞭
CD5陰性、表面
免疫グロブリン
強陽性、CD22陽性
白血球
増多が著明
高度の
脾腫
リンパ形質細胞性リンパ腫
小
リンパ球
、形質細胞様
リンパ球
、形質細胞のびまん性浸潤
CD5,10,23陰性
マントル細胞リンパ腫
びまん性、結節状あるいは濾胞マントル帯に軽いcleaved cellの形態を示す小、中
リンパ球
の単調な増殖
CD5陽性
予後は比較的不良
濾胞性リンパ腫
濾胞構造: 境界不明瞭、多くはマントル帯を認めない
-画像-
濾胞中心由来の中型の中心細胞と大型の中心芽球
Grade1,2,3a,3bと分け3bは高悪性度
節外性辺縁帯リンパ腫
胃、
甲状腺
、眼付属器など
辺縁帯由来
リンパ球
として中心細胞様
リンパ球
、小
リンパ球
、形質細胞がみられる
胃
MALTリンパ腫
びまん性大細胞リンパ腫
Burkittリンパ腫
形質細胞腫/形質細胞骨髄腫
ref45
;
ref46
;
ref5
050621
;
050703
↑top
慢性リンパ性白血病
概念
成熟
リンパ球
(多くは
B細胞
性)が単クローン性に増殖
末梢血、骨髄、リンパ節、脾臓などに腫瘍細胞が蓄積
リンパ節病変を主徴とするものを小
リンパ球
性リンパ腫という
わが国ではまれ
中高齢者に発症
病態
CD5陽性
B細胞
:
自己抗体
産生に関与
自己免疫性溶血性貧血
の合併: 10〜30%
自己免疫性
血小板
減少症
好中球
減少症
免疫能低下
表面IgGの発現弱い
細胞内シグナル伝達に異常
T細胞
の機能低下
症状
自覚症状: 半数は初診時無症状
易疲労感
食欲不振
リンパ節腫脹
感染
他覚症状
表在
リンパ節腫脹
: 無痛、可動性
脾腫
: 約半数
肝腫: 1/4〜1/3
検査
末梢血
リンパ球
増多: 異形成の少ない成熟小型
リンパ球
-画像-
貧血
血小板
減少
生化学
免疫グロブリン
低下: 診断時は1/4の症例
β2-MG
上昇: 予後不良の徴候
骨髄
リンパ球
が30%以上
病期分類
-画像-
Rai分類
特徴
生存期間
病期0
リンパ球
増加のみ
10年以上
病期T
リンパ節腫脹
8年以上
病期U
脾腫
6年
病期V
貧血
2年
病期W
血小板
減少
2年
Binet分類
特徴
生存期間
A
3個未満の
リンパ節腫脹
10年以上
B
3個以上の
リンパ節腫脹
7年
C
貧血
または
血小板
減少
2年
治療
病初期の低リスク群や中等度リスク群では、活動性を考慮して化学療法の開始を検討
フルダラビン: プリンアナログの一種
ref1
,p1868;
ref4
050702
;
050703
;
050720
;
050914
↑top
びまん性大細胞リンパ腫
diffuse large B-cell lymphoma(DLBCL)
概念
成熟B細胞性腫瘍
わが国では成人
非ホジキンリンパ腫
のほぼ半数を占める
ref45
治療しなければ急速に致死的となる
病態
p53遺伝子変異: 濾胞性リンパ腫からの進展例で特にみられる
30%程度にt(14;18)の転座のためbcl2遺伝子に過剰発現が認められ再発率が高くなる
増殖速度は速い
部位
50%以上が診断時に節外性の病変を持つ
リンパ網内系: リンパ節、脾臓、肝臓、骨髄
リンパ節外: 中枢神経系、肺、消化管、泌尿器、骨など
-画像-
治療
StageT,U: CHOP療法(+CD20モノクロナール抗体;リツキシマブ)3〜4サイクル+放射線でCHOP療法8サイクルと同等かそれ以上の結果が得られている
ref7
;
ref5
050621
;
050703
↑top
Burkittリンパ腫
概念
転座が発生に必須
幼弱な
B細胞
が腫瘍化したもの
EBウイルス
陽性率: アフリカ型では95%、非アフリカ型では20%以下
病理形態
中型で円形の核、2〜3個の小さな核小体、ピロリン好性の細胞質
starry sky像: 腫瘍核を貪食したマクロファージの散在
-画像-
診断
gold standard:
B細胞
リンパ腫でt(8;14)(q24;q32)の染色体転座(またはそのvariant)あるいはc-MYC再構成を有する
治療
限局した腹部病変: 切除で90〜100%の治癒
急性リンパ性白血病
の治療
予後
小児
Burkittリンパ腫
では90%以上の長期生存
ref45
050621
;
050914
↑top
多発性骨髄腫
MGUS
/
POEMS症候群
/
クリオグロブリン血症
概念
胚中心を通過した形質芽細胞由来の異型性をもった形質細胞が骨髄で増殖する
M
蛋白
ではIgG型が約半数を占める
発症年齢は65〜70歳にピークをもつ
病態
IL-6(増殖とアポトーシスの抑制に最も重要なサイトカイン)の受容体が存在
骨髄腫細胞が接触しているストローマ細胞が破骨細胞活性化因子を分泌
多くは結節性増殖を主体とする
症状
腰背胸部の
疼痛
、
全身倦怠感
、
発熱
、
骨折
、
高Ca血症
が初発症状となりえる
貧血
、
血小板
減少、顆粒球減少
骨病変: 腰椎、胸椎の圧迫
骨折
M
蛋白
血症:
骨髄腫腎
、易感染性過粘稠症候群、
寒冷蕁麻疹
、
Raynaud症状
(M
蛋白
がクリオグロブリン活性あるとき)
検査
正球性正色素性
貧血
赤血球
連鎖形成(過粘稠症候群)
骨髄所見: 核が偏在し核周囲明庭を有する(正常形質細胞に類似)。大型で2核や多核の細胞もみられ核小体が目立つ。
総
蛋白
増加と
アルブミン
減少、M
蛋白
以外の正常
免疫グロブリン
減少
ZTT
,
TTT
高値
Cr
、
BUN
高Ca血症
凝固障害←M
蛋白
が
血小板
や凝固因子を被覆して機能を抑制
コレステロール減少←?
β2-MG
高値←増殖性の強い細胞ほど産生
Bence-Jones
蛋白
(56℃で白色沈殿物、100℃で再融解)
骨打ち抜き像
Durie&Salmonの病期分類
T期: @
貧血
がない、A
高Ca血症
がない、B骨
X線
で正常もしくは孤立性骨病変、CM
蛋白
量が少ない、をすべて満たす。
U期: T、Vのいずれにも属さない
V期: @
貧血
、A
高Ca血症
、B骨融解病変、CM
蛋白
量が多い、を1つ以上満たす。
治療
T期で症状がなければ経過観察
メルファラン(または
シクロホスファミド
)とプレドニゾロン
形質細胞腫(CD20陰性)なのでリツキシマブは無効
ref1
,p1894;
ref23
050703
;
060106
↑top
MGUS
monoclonal gammopathy of undetermined significance
概念
血中にM
蛋白
を認めるが血清の
免疫グロブリン
は正常で、骨髄腫や
マクログロブリン血症
などの基礎疾患を認めないものをいう
治療
必要ないが、骨髄腫や
マクログロブリン血症
、
アミロイドーシス
へと移行することがあるので経過観察
↑top
POEMS症候群
概念
polyneuropathy: 進行性の感覚・運動神経の多発神経炎
organomegaly: 2/3で
肝腫大
、
リンパ節腫脹
。1/3で
脾腫
endocrinopathy:
無月経
、陰萎、女性化乳房。1/3で
糖尿病
multiple myeloma
skin changes
サイトカイン
IL-1, IL-6, VEGF, and TNF: 増加
TG
F: 減少
治療
骨髄腫の治療により他の症状も改善
ref5
050527
↑top
クリオグロブリン血症
概念
クリオグロブリンは、0〜4℃の低温で可逆的に凝固し乳白色の沈殿を生じる血漿
蛋白
原因
T型
M
蛋白
のみからなる
多発性骨髄腫
、原発性
マクログロブリン血症
など
U型
単一クローンと多クローンの
免疫グロブリン
の結合
原発性
マクログロブリン血症
、リンパ増殖性疾患
V型
頻度50%
多クローンの
免疫グロブリン
の結合
SLE
、
慢性肝炎
(
HCV
)、糸球体腎炎(
膜性増殖性糸球体腎炎
)
症状
皮膚症状が特徴的
Raynaud症状
、
寒冷蕁麻疹
、血管性紫斑←循環障害
糸球体腎炎、
関節痛
、
末梢神経障害
、消化管出血←免疫複合体沈着
ref1
;
ref82
060113
↑top
マクログロブリン血症
Waldenstrom's macroglobulinemia
概念
IgMを産生する
B細胞
(リンパ形質細胞)の腫瘍性増殖
リンパ節、脾臓、骨髄などで増殖する
高齢男性に多い
症状
貧血
による症状
血小板
減少による症状
浸潤臓器による症状
過粘稠症候群:
意識障害
、眼底
網膜
静脈ソーセージ様変化、
眼底出血
細胞性免疫低下の症状
検査
病理
リンパ形質細胞腫
赤血球
連鎖形成
ときに末梢血中にリンパ芽球様細胞
蛋白
所見
単クローン性IgM増加
尿中BJPは10〜20%で認める
治療
メルファラン(または
シクロホスファミド
)とプレドニゾロン
過粘稠症候群に対して
血漿交換
療法(plasmapheresis)
CD20抗原陽性のリンパ腫にはリツキシマブが有効な場合もある
ref1
;
ref23
050703
↑top
H鎖病
↑top
成熟T/NK細胞性腫瘍
成人T細胞白血病
概念
NK細胞
は起源が
T細胞
と同一とされることから同一範疇として分類される
分類
前
リンパ球
性
白血病
大顆粒
リンパ球
性
白血病
NK細胞
性
白血病
節外性NK/
T細胞
リンパ腫(鼻型)
菌状息肉症
/
Sezary症候群
血管免疫芽球Tリンパ腫
末梢Tリンパ腫、非特定
成人T細胞白血病
/リンパ腫
未分化大細胞リンパ腫
皮膚蜂窩織炎様Tリンパ腫
腸管型Tリンパ腫
肝脾γ/δTリンパ腫
ref45
;
ref1
050621
↑top
成人T細胞白血病
adult T-cell leukemia/lymphoma(ATL)
概念
HTLV-1
を原因
ウイルス
とする
病態
種々の細胞遺伝子の転写亢進作用がある
蛋白
Taxが発症に関与
Taxによる
PTH
rP産生増強により
高Ca血症
病理
ATL細胞:
-画像-
核のくびれや分葉、濃厚な核クロマチンを有する
リンパ球
多くは成熟ヘルパー
T細胞
の表面形質を示す
診断基準
簡便な診断基準
血液
学的または病理学的にリンパ系腫瘍
表面抗原の検査で
T細胞
性
抗
HTLV-1
抗体が陽性
確定診断
腫瘍細胞DNA中に
HTLV-1
プロ
ウイルス
DNAのモノクロナールな組込みの証明
病型分類
くすぶり型
無症状
皮膚や肺病変か、末梢血に5%以上ATL細胞が出現することで診断される
慢性型
リンパ球
増殖だが無症状
末梢血
リンパ球
4,000/mL以上
リンパ腫型
リンパ節腫脹
感染症
: 細胞性免疫低下
サイトカイン分泌:
発熱
、
好中球
増加、
好酸球
増多など
高Ca血症
: →
多尿
多飲、消化器症状。発症時で50%。腫瘍細胞が
PTH
rPを分泌
急性型
肝脾腫
皮膚浸潤
中枢神経浸潤
感染症
: 細胞性免疫低下
サイトカイン分泌:
発熱
、
好中球
増加、
好酸球
増多など
高Ca血症
: →
多尿
多飲、消化器症状。発症時で50%。腫瘍細胞が
PTH
rPを分泌
検査
ツベルクリン反応
陰性←細胞性免疫低下(→易感染性:
カリニ肺炎
合併)
高Ca血症
S-IL2R高値:
pX遺伝子(
ウイルス
増殖に関与)の
蛋白
が発現させる
病勢の指標となる
治療
くすぶり型と慢性型
経過観察
予後不良例(
LDH
,
BUN
,
アルブミン
のいずれかが高値)では急性転化防止のため多剤併用療法
リンパ腫型と急性型
非ホジキンリンパ腫
に準ずる
予後
リンパ系腫瘍のなかで最も予後が悪い
ref23
,H73;
ref9
,p292;
ref45
050511
;
050621
↑top
Contents
血液
造血幹細胞
造血幹細胞移植
鉄代謝異常による貧血
鉄欠乏性貧血
鉄芽球性貧血
先天性無トランスフェリン血症
骨髄機能低下による貧血
再生不良性貧血
赤芽球癆
巨赤芽球性貧血
ビタミンB12欠乏性貧血
葉酸欠乏性貧血
溶血性貧血
遺伝性球状赤血球症
ヘモグロビン異常による遺伝性溶血性貧血
酵素異常による遺伝性溶血性貧血
免疫学的機序による溶血性貧血
発作性夜間血色素尿症
赤血球破砕症候群
二次性貧血
慢性炎症性疾患による貧血
多血症
続発性多血症
相対的多血症
慢性骨髄増殖性疾患
慢性骨髄性白血病
骨髄線維症
真性多血症
本態性血小板血症
骨髄異形成症候群
急性骨髄性白血病
急性前骨髄球性白血病
急性単球性白血病
赤白血病
悪性リンパ腫
非ホジキンリンパ腫
ホジキンリンパ腫
類白血病反応
組織球増加症
Langerhans細胞組織球症
血球貪食症候群
白血球減少症
顆粒球減少症
リンパ球減少症
伝染性単核球症
伝染性単核球症症候群
血管異常による出血傾向
Schonlein-Henoch紫斑病
Osler-Rendu-Weber病
血小板の異常
特発性血小板減少性紫斑病
血栓性血小板減少性紫斑病
血小板増加症
Bernard-Soulier症候群
放出障害症
血小板無力症
凝固因子の異常
血友病
von Willebrand病
抗リン脂質抗体症候群
循環抗凝固因子
DIC
メトヘモグロビン血症