期外収縮


  • 基本調律との関係
  • 期外収縮: 基本調律より早期に心拍が出現
  • 補充収縮: 基本調律よりあとに心拍が出現

  • 連結期
  • 固定連結期: 同じ発生源であれば前のQRSとの間隔がどの期外収縮の部分でも大体同じ
  • 移動連結期: 副収縮(前の心拍と無関係に出現)。上室副収縮と心室副収縮がある

  • QRSの変形
  • 上室性で心室内変行伝導のあるもの
  • 期外収縮P波T波の上に出現すると心室内で伝導異常を起こす
  • 心室性
  • 期外収縮、補充収縮、心室調律など

  • 症状
  • 胸痛を訴えることもある
  • 連続性ではめまいもある


  • ref2;ref25
  • 050526;050606
  • 上室期外収縮

  • supraventricular premature contraction: SVPC

  • 心電図所見
  • P波
  • 洞性P波より早期に出現する異所性P波: 波形は起源、興奮伝道様式により異なる
  • QRS
  • 上室期外収縮の変行伝導: 連結期が短く、興奮伝播時に心室内刺激伝導系の一部が相対的不応期にある場合には、QRS波形が変化する。右脚ブロック型を呈することが多い←右脚の不応期のほうが長い
  • 非伝導性心房期外収縮: 連結期がさらに短くなり絶対不応期に入るとQRS波を伴わない。洞不全症候群と鑑別

  • 連発性上室期外収縮
  • short run: 上室期外収縮の3拍以上の連続


  • ref47
  • 050622
  • 心房性期外収縮
  • atrial premature contraction: APC

  • 概念
  • 健常人の70%に出現し、ほとんど無症状だがときに動悸(←期外収縮が不応期にあたり次の脱分極が遅れるため大量の血液を駆出)を訴える
  • 基本的に治療の必要はない


  • ref47
  • 050622
  • 房室結節性期外収縮
  • junctional pre mature contraction

  • 心電図
  • P波
  • 逆伝導ない場合: P波欠落
  • 逆伝導ある場合: 逆行性P波(逆伝導時間と順伝導時間が等しいときP波QRSに埋没)


  • ref47
  • 050622

  • 心室期外収縮


  • 概念
  • 心室早期収縮
  • 心室副収縮: 洞結節からの興奮に影響されない異所性調律

  • 変行伝導との鑑別
  • 心房性期外収縮
  • 期外収縮P波を見つける
  • 心房細動
  • 先行RR間隔: 長いことが多い←Ashman現象(長いRR間隔に続いた期外収縮で変行伝導が生じやすい)
  • 連結期: 最短の連結期のことが多い
  • 後続RR間隔: 不定
  • QRS波形: 右脚ブロック型が多い


  • ref47
  • 050623
  • 心室早期収縮

  • 心電図
  • 由来
  • 右室由来: 左脚ブロック類似波形
  • 左室由来: 右脚ブロック類似波形
  • 流出路由来: 下壁誘導で主棘が上向き
  • 心尖部由来: 下壁誘導で主棘が下向き
  • 随伴する所見
  • 代償性休止期: 房室接合部に不応期を残すことで、PR間隔が洞性興奮の2倍になる休止期
  • 2段脈の法則: 2段脈はいったん出現すると持続して安定しやすい(心室期外収縮が出現しやすい←RR間隔が長い←代償性休止期)
  • 期外収縮後T変化: 期外収縮のすぐあとの洞調律のT波の変化。病的意義はない

  • Lown分類
    grade0なし
    grade1<30/h
    grade2≧30/h
    grade3多形性
    grade4a2連発
    grade4b3連発
    grade5R on T



  • ref47
  • 050623
  • 心室副収縮

  • 概念
  • 異所性自動能と進入ブロックを機序とする
  • たいていは予後良好

  • 原因
  • 進入ブロック: 外部の刺激が副収縮の中枢に進入できない→外部の刺激でリセットされない
  • 進出ブロック: 周囲の心室筋が不応期を脱していても副収縮が認められないとき。中枢の発火は継続しているので副収縮の周期は不変

  • 心電図
  • 連結期不定: 進入ブロックにより外部とは無関係に脱分極するため
  • 副収縮の間隔: 本来の副収縮の周期の整数倍


  • ref47
  • 050623
  • Contents