肺性脳症

  • pulmonary encephalopathy

  • 概念
  • 呼吸不全に伴う低酸素血症高炭酸ガス血症により意識障害等を呈する病態
  • 低酸素脳症高炭酸ガス血症によるCO2ナルコーシスがある


  • ref1,p2078
  • 050731
  • 低酸素脳症


  • 概念
  • 低酸素血症による脳症

  • 病態
  • PaO2 50Torr以下: 心理検査上の異常
  • PaO2 40〜50Torr以下: 神経症
  • PaO2 40Torr以下: 精神症状



  • ref1,p2078
  • 050731
  • CO2ナルコーシス


  • 概念
  • 急激な高炭酸ガス血症が起こり脳内pHが急に低下し意識障害を招いた状態
  • U型呼吸不全低酸素血症是正のために高濃度酸素を吸入した場合などで起こりやすい

  • 病態
  • PaCO2上昇→血中HCO3-上昇→髄液中HCO3-上昇→PaCO2が上昇しても髄液が酸性にならず呼吸中枢が刺激されない→PaO2低下だけが呼吸中枢の刺激になる→高濃度の酸素投与により呼吸中枢が刺激されなくなる。
  • 髄液中のHCO3-上昇には2〜3日以上のPaCO2上昇が必要なため、数時間から1日程度のPaCO2上昇ではCO2ナルコーシスは起こしえない(→普段のPaCO2が正常な気管支喘息患者の発作では大量の酸素投与でも問題ない)。
  • PaCO2 50〜60Torr以上では頭痛、筋痙攣振戦が出現
  • 急激に80Torr以上に上昇すると、意識レベル低下、見当識障害、昏迷がみられ自発呼吸がさらに減弱する

  • 治療
  • 呼吸管理: 数日以上のPaCO2上昇時は酸素2L/分以上で投与するとCO2ナルコーシスをきたしかねない
  • ドキソプラム


  • ref23.H31,ref1;ref101
  • 050511;050731;051223
  • Contents