びまん性汎細気管支炎

  • diffuse panbronchiolitis; DPB

  • 概念
  • 副鼻腔気管支症候群
  • 閉塞性換気障害をきたす炎症性疾患
  • 東アジアのみに存在(HLA-B54)
  • インフルエンザ桿菌肺炎球菌緑膿菌が持続感染しやすい

  • 病理
  • 呼吸細気管支領域にリンパ球を中心とした炎症細胞浸潤
  • 内腔の狭窄: 壁の肥厚、肉芽形成
  • 泡沫細胞の集積

  • 症状
  • 慢性副鼻腔炎の症状
  • 膿性痰: 病状の進行とともに増加
  • 進行すると労作時の呼吸困難
  • さらに進展すると頻回の急性増悪により肺炎症状

  • 検査
  • 血液検査
  • 炎症所見
  • 寒冷凝集素価の持続高値
  • IgG,IgAの上昇
  • 呼吸機能検査
  • 閉塞性換気障害
  • 進行すると拘束性障害が加わる
  • 胸部X線
  • 中下肺野両側にびまん性の小粒状影
  • 過膨脹所見
  • 気管支拡張像
  • 胸部CT
  • びまん性の小葉中心性の粒状影
  • 分岐線状陰影: 分泌物充満と壁が肥厚した末梢気道病変を反映
  • 気道壁の肥厚と拡張像

  • 合併
  • HTLV-1陽性の合併がみられる
  • 関節リウマチ

  • 治療
  • エリスロマイシン(14員環マクロライド): 6か月〜数年間投与
  • 気管支拡張薬
  • 去痰薬
  • 感冒などによる急性増悪にはニューキノロン系

  • 予後
  • エリスロマイシンによる治療を早期に開始すれば予後は良い


  • ref1,p810
  • 050724
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