過敏性肺臓炎 hypersensitivity pneumonitis, 外因性アレルギー性肺隔炎 extrinsic allergic alveolitis
概念
有機粉塵の吸入により感作され発症する間質性肺炎
V型アレルギーとW型アレルギーが関与すると考えられている
分類と疫学
夏型過敏性肺炎: Trichosporon asahiiが主な原因。約75%を占める。中年女性に多い。関東から西日本の太平洋沿岸に多い。古い木造家屋で湿気が多く日当たりが悪い状態で多い。
農夫肺: 中年男性多い。酪農が盛んな北海道と東北地方に多い。
換気装置肺炎
鳥飼病
症状
急性型: 大量の急激な抗原曝露による。抗原吸入4〜6時間後に悪寒、発熱、全身倦怠感、筋肉痛、頭痛、咳嗽、呼吸困難など
亜急性型: 少量の継続的な抗原曝露による。慢性咳嗽と次第に増強する呼吸困難。慢性気道感染に類似した症状。
慢性型: 急性型や亜急性型を反復しながら経過。特発性肺線維症と類似の症状を呈する。
検査
赤沈、CRP、好中球、LDH、KL-6、IgG上昇
ツベルクリン反応陰性化(症状が改善すると再び陽性化)
びまん性散布性粒状陰影またはスリガラス陰影←小葉中心性の肉芽腫性病変
慢性型では蜂巣肺
拘束性換気障害と拡散障害
PaO2低下
気管支肺胞洗浄BAL: リンパ球増加(夏型過敏性肺臓炎ではCD4/CD8減少、農夫肺ではCD4/CD8増加)
病理: 非乾酪性肉芽腫病変、胞隔炎、Masson体
沈降抗体←V型アレルギー
特異抗体によるリンパ球幼弱反応←W型アレルギー
吸入誘発試験: 特異抗体吸入、環境曝露
治療
抗原曝露の回避: 入院。家の大掃除、殺菌消毒、転居など。
症状が重篤であればステロイド投与
慢性型の重症例では活動型の間質性肺炎・肺線維症に準じた治療
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060107