縦隔気腫

  • mediastinal emphysema

  • 概念
  • 気管・気管支、食道の穿孔や肺胞破裂により漏出した空気が縦隔内に貯留した状態

  • 分類
  • 特発性: 最も多い。急激な肺胞内圧の上昇に伴い肺胞が破裂し、空気が血管周囲、間質、胸膜下を通り肺門から縦隔に到達。
  • 症候性: 感染症肺炎肺結核麻疹など)、気管支喘息、異物、腫瘍
  • 外傷
  • その他

  • 症状
  • 自覚症状
  • はげしい咳嗽などに続いて突発的に胸痛(胸部不快感)が出現
  • 呼吸、嚥下、体位変換などで増強
  • 程度が強ければ呼吸困難
  • 他覚症状
  • 皮下気腫: 握雪感、程度が強いと腹部の皮下にまで及び陰嚢が腫れることもある
  • 心濁音界の縮小: 臥位では縮小または消失
  • Hamman症候: 心拍動に一致して捻髪音

  • 検査
  • 胸部X線
  • 心臓辺縁や下行大動脈に沿って毛髪線陰影や空気の貯留像 -画像-
  • extrapleural air sign: 横隔膜と壁側胸膜の間の空気
  • 皮下気腫
  • 血液
  • 軽度白血球増加

  • 治療
  • 軽度で空気漏れが持続していなければ安静のみ
  • 静脈血還流不全があれば胸骨上縁に小切開を加え開放
  • 食道、気管支損傷は外科的処置を考慮


  • ref1,p894
  • 050821
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