神経鞘腫

  • neurinoma, schwannoma

  • 概念
  • Schwann細胞から発生する組織学的良性の腫瘍
  • 頭蓋内ではほとんど聴神経に発生
  • 神経線維腫症に合併するものがある

  • 病理
  • Antoni A型: 紡錐型細胞が密に並んで柵状配列(pallisade)
  • Antoni B型: 円形の小細胞が疎に並んで配列

  • 症状
  • 第8脳神経神経鞘腫(下前庭神経が多い)
  • 言語識別能力の低下に続いて感音性難聴と耳鳴
  • 腫瘍の増大で顔面神経麻痺や三叉神経麻痺など
  • さらに増大すると下位脳神経の麻痺
  • 小脳や脳幹の圧迫で小脳失調、片麻痺、Bruns眼振
  • 第4脳室の閉塞で頭蓋内圧亢進症状
  • 第5脳神経神経鞘腫
  • 一側顔面の疼痛で初発し、痛みが増強

  • 検査
  • 聴力検査
  • 特に高音域の聴力低下
  • 語音明瞭度検査: 純音聴力検査から予想される語音明瞭度よりも低下
  • Rinne検査陽性
  • 温度性眼振検査(カロリックテスト)
  • 病側で反応の消失
  • 聴性脳幹反応
  • 患側X波の潜時が延長(潜時の延長の中心はT〜V波にある)
  • 画像所見
  • 内耳道拡大: Stenvers法
  • MRIがより有用

  • 鑑別
  • 髄膜腫: 第5脳神経、第7脳神経障害の先行
  • 類表皮腫: 第5脳神経痛で発症することあり。造影されない。

  • 治療
  • 全摘出で治癒が期待できる
  • 直径3cm以下ではγ-knifeも行われる


  • ref1,p2101;ref23;ref19
  • 050716;051010;051113
  • 小脳橋角部腫瘍


  • 鑑別
  • 神経鞘腫: 第8脳神経神経障害で発症することが多い
  • 髄膜腫: 第5脳神経、第7脳神経障害の先行が多い
  • 類表皮腫: 第5脳神経痛で発症することあり。造影されない。


  • 051213
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