有機リン中毒


  • 概念
  • 毒性が強く農薬中毒死因で最も多い

  • 病態
  • ChEと結合しその活性を阻害する結果、アセチルコリンが過剰蓄積し、ムスカリン作用やニコチン様作用に基づく種々の症状および交感神経、中枢神経症状を呈する
  • ChEへの結合は次第に強固になりagingが起こる(agingが生じると正常化には1か月以上はかかる)

  • 症状
  • ムスカリン様作用: 発汗、流涎、悪心嘔吐縮瞳、気管支分泌物増加、徐脈
  • ニコチン様作用: 筋線維性攣縮、全身痙攣呼吸筋麻痺
  • 中枢神経作用: 意識混濁、昏睡、呼吸抑制など

  • 診断
  • 吐物が乳白色で有機溶剤臭あれば疑う
  • 服用歴
  • ChE活性値低下

  • 治療
  • 呼吸不全に対して人工呼吸
  • 服毒後2〜3時間以内であれば胃洗浄、その後に腸洗浄、活性炭
  • 拮抗薬:
  • ヨウ化プラリドキシム(PAM): ChEとの結合を離す、agingの前に投与
  • 硫酸アトロピン


  • ref1,p110;ref4
  • 050821
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