羊水塞栓症

  • amniotic fluid embolism

  • 概念
  • 母体血中に流入した羊水および胎児成分により、肺高血圧症から急性右心不全ショックDICを引き起こす
  • 母体死亡率は60〜80%

  • 疫学
  • 2〜5万分娩に1例
  • 30代に多い

  • 病態
  • 破水後、子宮内圧上昇(←過強陣痛陣痛促進薬)、内膜や頸管部の静脈の損傷などの条件が重なり、羊水が血中に流入する
  • 肺塞栓症肺高血圧症→急性右心不全→心拍出量低下→ショック
  • 羊水中の化学伝達物質がサイトカイン誘導→肺毛細血管の攣縮→肺高血圧
  • 胎児成分中の組織トロンボプラスチン→DIC
  • PaCO2上昇(⇔肺塞栓症

  • 症状
  • 分娩中か産褥2時間以内に突然の呼吸困難
  • ショック状態
  • DIC併発すれば出血傾向

  • 検査
  • 亜鉛コプロポルフィリン: 胎児特有のポルフィリン
  • シリアルTN抗原: 胎便中のムチン

  • 治療
  • 呼吸管理
  • 昇圧薬
  • 高サイトカイン血症の治療: ウリナスタチン
  • DICの治療


  • ref18;ref21
  • 050831;051206
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