胃洗浄と催吐
米国では意識がある場合(嘔吐反射がある場合)は吐根シロップによる催吐、意識がない場合(嘔吐反射がない場合)は胃洗浄を推奨しているが、国際的な統一見解はない。
「1時間以上経過していれば、活性炭だけの治療に比べ、胃洗浄も催吐も予後は変わらない。1時間以内で意識がない場合の胃洗浄のみ効果がある」という報告がある。→活性炭投与が最も重要。
適応
4時間以内では試みられている
大量服薬や胃内容物が停滞しているときでは例外
胃内容排泄時間を延長する薬物(アトロピン、三環系抗うつ薬、アスピリン、バルビタールなど)では10時間経過しても適応となることがある
方法
意識がない場合は気管内挿管し、しっかりカフを膨らませる
太いチューブ(成人では直径1cm、28〜36Fr)
左下側臥位で20°ぐらい頭を下げる
温めた生理食塩水を使う(特に小児)
禁忌
胃管挿入による大量出血の可能性(食道静脈瘤など)
強アルカリは口腔から食道にかけて著明な化学熱傷から融解壊死を起こしているため、胃管挿入は禁忌となる(→ミルクや水で希釈してから、内視鏡検査)
強酸では食道よりも胃や小腸に損傷が強く、早期ならば胃内容を吸引し、ミルクや水で希釈する(催吐は禁忌)
石油製品、ストリキニーネ、クレゾールでは気管内挿管を行ってから行う
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051222