accidental hypothermia
概念
核心温度35℃未満を低体温という
32℃以上では体温調節機能が残されているが、それ以下だとほぼすべての臓器の機能低下をきたす
病態
寒冷反応
末梢血管収縮
シバリング
循環血液量減少→血液粘稠度亢進
毛細血管の透過性亢進
尿細管での再吸収低下(cold diuresis)
細胞機能の低下
Na-K-ATPase活性の低下→Kの細胞外移行(→ときに高K血症)
症状
35℃: 換気量上昇、シバリング最強→基礎代謝亢進
32℃: シバリング消失し、筋強直へ移行→基礎代謝低下
30℃: 換気量減少、不整脈(J波:QRS群の終末に出現する陽性動揺 )
29℃: 瞳孔散大
28℃: 心室細動の危険
26℃: 昏睡
15℃: 心静止
診療
呼吸・循環管理
呼吸と循環の確認は30秒かけて慎重に行う
復温: 深部加温法と表面加温法を組み合わせ急速復温
表面加温だけでは体表に近い血管が拡張するが、それに応じた心拍出量が得られずrewarming shockの危険性がある
急速復温では末梢血管拡張により冷たい血液が急激に心に還流し心室細動を発生させる危険性(after drop)があるが、slow rewarmingでは死亡率は45%以上であるため、急速復温が優先される。
死亡確認は原則として核心温度を30℃以上にしてから行う
ref70;ref94
050817;051127