感染性関節炎

  • infectious arthritis
  • 化膿性関節炎

  • pyogenic arthritis

  • 概念
  • 起炎菌は黄色ブドウ球菌が多い
  • 免疫能低下例では弱毒菌による血行感染も起こる
  • 関節破壊は結核性関節炎関節リウマチに比べきわめて急速

  • 症状
  • 炎症症状: 発赤、熱感、疼痛、腫脹

  • 検査
  • 赤沈亢進、CRP高値: 発熱白血球増多は認められないこともある
  • MRI: 骨髄浮腫、関節液貯留
  • 関節液: 膿状、白血球50,000/mm^3以上、糖10mg/dl以下、Gram染色、細菌培養

  • 治療
  • 小児の場合
  • 局所の安静
  • 抗生物質の点滴静注
  • 関節穿刺により排膿を繰り返す: 特に乳児化膿性股関節炎では直ちに切開排膿
  • 成人の場合
  • 可及的早期に切開を加え抗生物質を含む生理食塩水による持続洗浄法を10〜14日(洗浄液の細菌培養が3日間連続で陰性になったことを目安に抜去)
  • 持続的他動運動器械: 関節拘縮を防ぐ


  • ref77
  • 050925

  • 乳児化膿性股関節炎

  • 概念
  • 大腿骨頸部骨幹端の化膿性骨髄炎から波及して発生することが多い
  • 乳児では骨端線を貫通する血行が存在することにより股関節炎になりやすい
  • 大腿骨壊死、頸部の変形、成長障害などの予防が重要になる

  • 臨床症状
  • 発熱
  • 股関節を動かすと激しく泣く
  • 股関節部腫脹
  • 関節包内の浸出液貯留のため亜脱臼位となる

  • 治療
  • 早期の抗生物質と切開排膿が重要


  • ref77;ref24
  • 050925
  • Contents