軟部腫瘍


  • 軟部悪性腫瘍の頻度、好発年齢、好発部位
        頻度好発年齢好発部位
    悪性線維性組織球腫約26%50〜70歳下肢、上肢、体幹
    脂肪肉腫約23%40〜60歳大腿部、後腹膜
    滑膜肉腫約10%30〜50歳膝関節周囲、手足
    横紋筋肉腫約7%20歳以下頭頸部、泌尿生殖器、四肢


  • 検査
  • 単純X線
  • 腫瘍内石灰化: 血管腫、脂肪腫、脂肪肉腫、滑膜肉腫、間葉性軟骨肉腫など
  • 近傍の骨の変化: 骨皮質が破壊されていたり骨髄まで変化がみられれば悪性を疑う
  • 超音波
  • 嚢胞性腫瘍と固形腫瘍の鑑別
  • CT
  • 腫瘍の大きさや局在、骨との位置関係
  • 腫瘍内石灰化や脂肪性の腫瘍の診断
  • 造影CTによる血流の想定
  • MRI
  • CTよりも得られる情報が多い
  • Gaシンチ
  • 悪性腫瘍で集積像を示すことが多いが特異性は高くない
  • 病理組織
  • 針生検
  • 切開生検: 四肢では長軸に沿って切開
  • 分子生物学的診断
  • 滑膜肉腫: t(X:18)、SYT-SSX遺伝子
  • Ewing肉腫: t(11;21)(q24;q21)、EWS染色体

  • 治療
  • 良性腫瘍: 単純摘出術
  • 悪性腫瘍
  • 広範切除術が第一選択
  • 化学療法: 横紋筋肉腫悪性リンパ腫、骨外性Ewing肉腫に対してのみ予後を改善する

  • 予後
  • 悪性軟部腫瘍全体では5年生存率は約50%
  • 広範切除術を行えば局所再発率は10%前後
  • 遠隔転移のほとんどは肺: 単発巣や少数の肺転移は積極的に切除


  • ref77;ref4
  • 050923;050924
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