皮膚・粘膜カンジダ症


  • 概念
  • 原因菌としてCandida albicansが大多数を占める
  • 常在菌なので培養されても原因菌として断定はできず、KOH直接検鏡法が必要

  • 診断
  • KOH直接検鏡法
  • 増殖型である仮性菌糸(胞子から次々に分芽して隔壁を欠く)や胞子塊を証明することが重要 -画像-
  • サブロー・ブドウ糖寒天培地
  • 2〜3日で白色〜クリーム色の粘調な集落を形成する -画像-
  • 同定
  • スライド培養法: 仮性菌糸の先端に比較的大きい球状の厚膜胞子がみられる -画像-

  • 治療
  • 清潔、乾燥を保つ
  • 病変部の浸潤には亜鉛華軟膏、抗生物質含有軟膏を貼付して乾燥させる
  • 皮膚カンジダ症にはイミダゾール系など
  • 口腔カンジダ症にはアンホテリシンBシロップ、ミコナゾールなどの口腔粘膜用抗真菌外用薬を塗布する
  • カンジダ症にはミコナゾール腟錠を用いる
  • 広範囲病変、重症例では抗真菌薬の全身投与も有効


  • ref64
  • 050921
  • 皮膚カンジダ症

  • cutaneous candidiasis

  • 乳児寄生菌性紅斑
  • erythema mycoticum infantile

  • 概念
  • 特に夏におむつを着用している乳児の陰股部、下腹部、殿部に好発する
  • 紅斑を生じ、薄い鱗屑が付着する -画像-
  • 鑑別としてのおむつ皮膚炎は皺襞内では病変を欠くか軽度
  • KOH直接鏡検法で確診する



  • ref64
  • 050921
  • カンジダ性間擦疹
  • candidial intertrigo

  • 概念
  • 発汗や、不潔、免疫能低下状態などが誘因となり、夏季に多い
  • 間擦部位に薄い鱗屑を伴う紅斑が出現し、ときにびらん状になる -画像-


  • ref64
  • 050921
  • カンジダ性指趾間びらん症
  • erosio interdigitalis blastomycetica

  • 概念
  • 主婦や水仕事を多くする職種の利き手の第3指に好発する
  • 指趾間に紅斑を生じ、中心部は白く浸軟し、鱗屑が剥がれるとびらん状となる


  • ref64
  • 050921
  • カンジダ性爪囲炎

  • 概念
  • 手指の爪郭部に発赤、腫脹を生じ、ときに膿汁の排泄や疼痛を伴う

  • 爪白癬との鑑別
       爪白癬カンジダ性爪囲炎
    好発部位足第一爪手指の爪郭部
    進行爪甲の先端から爪母側から
    爪囲炎伴わない伴う



  • ref64
  • 060120
  • 粘膜カンジダ症

    鵞口瘡
  • thrush

  • 概念
  • 口腔内のCandida albicans感染
  • 新生児、乳児に好発する
  • 擦っても容易に除去できない白苔の付着を認める
    -画像-


  • ref24
  • 050830
  • 慢性皮膚粘膜カンジダ症

  • chronic mucocutaneous candidiasis

  • 概念
  • 免疫機構の異常により、皮膚や粘膜に再発性、難治性のカンジダ感染を繰り返す疾患


  • ref64
  • 050921
  • Contents