接触皮膚炎

  • contact dermatitis

  • 概念
  • 接触源が作用した部位に限局した湿疹反応
  • 刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎に分類される

  • 病態
  • 刺激性
  • 過剰の外来刺激物質の接触あるいは経皮吸収亢進により表皮細胞障害
  • 表皮細胞からサイトカイン、ライソソーム酵素などが放出され湿疹反応
  • アレルギー性
  • 抗原を取り込んだLangerhans細胞が所属リンパ節へと遊走しリンパ球に抗原提示を行う
  • 抗原接触から感作までには10〜14日以上かかる
  • ケラチノサイトがサイトカインを産生し炎症反応に関与

  • 症状
  • 外来刺激物が接触した部位に一致した比較的鮮明な湿疹反応
  • 掻痒感を伴う
  • 刺激物が広範囲に作用すると発熱などの全身症状
  • アトピー性皮膚炎: 重金属の繰り返しの刺激ではアトピー性皮膚炎と酷似した症状を呈することがある
  • 自然再燃現象: 10〜14日で感作が成立し、T細胞が皮膚内に残存しているアレルゲンに対して攻撃を加えることで湿疹が再燃する
  • Riehl黒皮症: 化粧品による接触皮膚炎で、著明な炎症症状を示さず色素沈着をきたす
  • systemic contact dermatitis: 接触アレルギーに感作されている人に、そのアレルゲンの吸入や注射が行われると、全身の中毒疹に似た反応をきたす。水銀が有名。

  • 検査
  • 貼付試験:48時間後の反応(金属の場合は反応が遅れることもあり1週間後にも確認)

  • 治療
  • 接触源の除去
  • 副腎皮質ステロイド外用薬
  • 掻痒に対して抗ヒスタミン薬抗アレルギー薬
  • 苔癬化した局面にはステロイド密封療法


  • ref64;ref24
  • 050902;050923
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