sialolithiasis
概念
唾液腺の腺組織または腺管内に生じた結石
顎下腺に多い(←腺管が最も長い)
症状
唾疝痛: 唾液を口腔内に送り出せなくなり特に摂食時に疼痛
閉塞部位より中枢側で唾液の貯留により腫脹
化膿性炎症を併発しやすい
治療
唾疝痛があるときは抗生物質や抗炎症薬をまず投与
腺管の唾石症では口腔内からの切開で摘出
腺組織内や腺管との移行部の唾石症では口腔外から切開し唾液腺を摘出
ref19;ref24
060131
tumor of the salivary gland
概念
約85%が耳下腺に発生する
耳下腺では約20%、顎下腺では約50%、小唾液腺と舌下腺では約70%で悪性腫瘍がみられる
ref19
060117
概念
唾液腺腫瘍の約85%を占める
約20%が悪性腫瘍で浸潤により顔面神経麻痺をきたす
小児では血管腫が多い
ref19;ref24
060117;060131
pleomorphic adenoma of the patotid gland
概念
上皮性腫瘍の周囲にさまざまな物質が蓄積している
耳下腺腫瘍の約2/3を占める
良性腫瘍だが、長期間放置すると2〜3%で悪性化する
臨床症状
無痛性腫瘤
弾性硬で境界明瞭
顔面神経麻痺はきたさない(出現すれば腫瘍の悪性化による浸潤を考える)
検査
超音波、CT、MRI
穿刺吸引細胞診
生検は禁忌←腫瘍細胞播種により多発性の再発をきたす
治療
外科的摘出: 播種回避と顔面神経温存との兼ね合い
術後合併症
顔面神経麻痺
唾液瘻←耳下腺の導管が皮膚表面に開口
Frey症候群: 耳下腺を支配する自律神経と皮膚を支配する耳介側頭神経の短絡
ref19
060117
概念
好酸性の顆粒をもった円柱上皮細胞が管腔状または乳頭状に増殖し、その周囲をリンパ球が集合して間質を形成している
50歳以上の男性に好発する
悪性化はない
症状
耳下部の無痛性腫瘤
弾性硬と軟の部分の混在
顔面神経麻痺はきたさない←良性
検査
超音波、CT: 境界明瞭で内部構造が不均一。腫瘍内部に嚢胞がみられることもある。
99mTcシンチグラムで集積像
治療
外科的摘出
ref19
060117