概念
中〜高分化型の扁平上皮癌がほとんど
声門癌が約60%、声門上癌が約35%、声門下癌は数%
疫学
頭頸部悪性腫瘍で最多(約15%を占める)
60〜80歳代に好発
男女比10:1
喫煙との因果関係(Brinkman指数600以上はhigh risk)
症状
声門癌
粗造性嗄声→早期受診
リンパ節転移は遅い←リンパ管網が少ない
声門上癌
咽頭の異物感や嚥下痛→早期の自覚症状は乏しい
嗄声をきたした時点ではかなり進展している
頸部リンパ節転移をきたしやすい
声門下癌
無症状に進行
声門部に進展すると嗄声をきたす
傍気管リンパ節転移が高率
TNM分類の概要
T分類
T1: その領域に限局し、声帯運動は正常
T2: 隣の領域に進展
T3: 声帯固定
T4: 喉頭外に進展
N分類: 上顎癌と共通
M分類
治療
声門癌
T1と大部分のT2には放射線療法(再発には垂直喉頭部分切除術)
それ以外では喉頭全摘術(+予防的頸部郭清術)
声門上癌
T1と大部分のT2には放射線療法(比較的若年者には水平部分切除術の適応もある)
それ以外は喉頭全摘術(+予防的頸郭清術)
声門下癌
T1と大部分のT2には放射線療法
それ以外は喉頭全摘術+傍気管リンパ節郭清
ref19;ref4
051114
esophageal speech
概念
上部食道内に飲み込んだ空気を吐き出しながら下咽頭食道入口部の粘膜を振動させる
練習が必要
音声持続時間は3秒程度
ref19
051115
artifical larynx
タピアの笛
永久気管孔にゴム膜をもった管を当て、管の反対側を口にくわえて、永久気管孔から出される呼気でゴム幕を振動させ、口腔を動かすことで構音する
電気人口喉頭
振動帯を前頸部に押し当て、振動を咽頭粘膜に伝え、口腔を動かすことで構音する
抑揚に乏しい
聞き取りやすい
ref19
051115
trancheoesophageal shunt
概念
気管と食道をつなぐ粘膜瘻をつくり、気管からの呼気で下咽頭食道入口部粘膜を振動させ発生する
誤嚥の危険性
ref19
051115