網膜剥離


  • 概念
  • 視細胞外節と網膜色素上皮層の間に液体が貯留し両者が分離した状態
  • 発症機序から裂孔原性網膜剥離非裂孔原性網膜剥離に分けられる
  • 20歳代と60歳代に発症のピークがある


  • ref79;ref4
  • 050928
  • 裂孔原性網膜剥離


  • 概念
  • 網膜に生じた裂孔から液化した硝子体網膜下に進入・貯留するために起こる

  • 病態
  • 加齢に伴うもの
  • 硝子体の融解・液化→収縮・虚脱→後部硝子体膜が網膜から剥離→癒着の強い部分で網膜が牽引される→裂孔形成(弁状裂孔)→網膜剥離の急激な拡大(既に硝子体の液化があるため)
  • 近視に伴うもの
  • 眼球容量の増加→神経網膜の進展→神経網膜の菲薄化(周辺部では格子状変性)→網膜円孔→扁平な形の進行の緩やかな網膜剥離(若年者に多く硝子体の液化が少ないため)

  • 症状
  • 網膜裂孔形成時: 光視症飛蚊症、無症状のこともある
  • 網膜剥離の進行: 視野狭窄、視力低下など

  • 治療
  • 網膜裂孔の閉鎖: 網膜光凝固、網膜冷凍凝固、網膜熱凝固
  • 網膜下液の除去
  • 網膜内陥術: 部分締結術、輪状締結術
  • 網膜深部の裂孔や黄斑円孔などには硝子体切除術も行われる


  • ref79
  • 050928

  • 非裂孔原性網膜剥離

    牽引性網膜剥離

  • 概念
  • 網膜に癒着した硝子体の索状あるいは膜状の組織が、網膜を牽引する
  • 原因として、硝子体内の増殖膜によるもの、裂孔性外傷によるもの、未熟児網膜症によるものなどがある


  • ref79
  • 050928
  • 滲出性網膜剥離

  • 概念
  • 網膜腫瘍: 増大に伴い生じる
  • 網膜血管腫: 腫瘍からの滲出物が貯留
  • Vogt-小柳-原田病: 炎症に伴い進出物が貯留


  • ref79
  • 050928
  • Contents